最近、マスコミその他で食育がさかんに取り上げられていますが、その中で当社がすべきことは何だと思いますか。
食育基本法によれば、食育とは「『食』に関する知識と『食』を選択する力を習得し、健全な食生活を実践することができる人間を育てる」ことです。実際に、「食」が複雑化し「食」の選択肢が多様化している今日、この「食育」の観点は重要なものであり、貴社においても、事業の特徴を生かしつつこの「食育」により貢献していくことが求められます。まず第一に、教育としての「食育」に貢献することができます。醤油とは何か・どのような特徴を持つものなのかについて、博物館での展示や見学受け入れ、出張授業等を通じて青少年への「食育」を行うことができます。特に、工場の地元等ゆかりのある地域で力を入れていくことが、より受け入れられやすいでしょう。次に、「食育」のために必要な情報を社会に提供することができます。例えば、商品の表示上でもより詳細でわかりやすい情報を提供することが考えられます。最後に、実際によりよい選択肢として選ばれる商品を提供することが求められます。なぜなら、より多くの人が「食育」を受けたとしても、その結果としてよりよい選択肢を選ぶことにつながらなければ「食育」の成果が上がったとは言えず、そのような選択ができるためには、そもそも適切な選択肢が存在していなければならないからです。よりよい選択肢たり得る商品を提供していくために、原材料管理・品質管理の水準を高め続けていく必要があると考えられます。
選択した職種の希望理由をお書き下さい。
自分にとってのスタッフ職の魅力は、社内をより広く見ることができることと、会社の仕事のチームワークとしての側面をより強く感じることができることです。一点目についてですが、自分は、自社の文化・個性を踏まえて、自社が将来的に社会の中でどのような役割を果たしていくべきかを考えること、社会をこうしていきたいということを思い浮かべ、そこへの道のりの中で自社の商品(製品)の果たす役割を考えることが重要だと考えています。そのためには、特定のお客様の利益の向上や特定の商品の売上げ拡大を目的とする営業職よりは、それを全般的に支えるスタッフ職にいて会社全体のビジネスをより広く見渡せる方がよいのではないかと思います。第二点についてですが、営業職よりもスタッフ職の仕事の方がチームワークとしての側面をより強く感じられるのではないかと思います。なぜなら、営業職の場合は、その仕事の過程で他の社員の助けを借りることが必要ではあっても、その助けの力をどう生かすかを考え、それを生かして最終的に成果を上げるのは自分自身になると思うからです。つまり、チームワークは無論重要ではありますが、最終的な結果を左右するのは自分の力ではないかと思います。一方、スタッフ職は、そのような営業職を支える役目を担うのだろうと思います。これこそ、「チームワーク」がその対極にある「個人プレー」とまさに異なるところだと思います。このような「チームワーク」による一体感を感じながら仕事ができたらいいと思います。また、もし営業職に就くならば、海外を担当したいです。前述の第一点とも関わるのですが、同じ営業をするなら、より自分の今までの環境・通常の環境と異なる環境を経験した方が、自分の見識も深まるのではないかと思います。そして何より、さまざまに違った個性を持つ人と交流・交渉することは、自分にとって大きな刺激になり、それをとても楽しいと感じます。
0 件のコメント:
コメントを投稿