2007-01-16

オフィス文書標準規格の「最新情報」

ODFとOOXMLが今夏ISOでガチンコ勝負 - @IT

聞き慣れない単語や初耳の単語が多く、完全に理解できているとは思いませんが、文書ドキュメント・表計算・プレゼンテーションと言った主要なオフィス文書の標準規格策定を巡って、今後動きがありそうだということですね。

まずODFについての投票は終っているということを、認識しました。OpenOffice.orgの謳い文句にOpenDocumentフォーマット(ODF)という標準ファイル形式(国際標準規格ISO26300)を採用しているというのがあり、今まであまり意識せずに鵜呑みにしてきましたが、その根拠がここにあるわけですね。

そのODFについて、初歩的な問題が、1つや2つじゃなく、いっぱいあるという指摘も、新鮮でした。仕様書自体を見たことはないんですが、さぞかししっかりできてるんだろうなぁと思い込んでいたので。

OOXML規格の中に標準化されていないテクニック独立した別規格であるべきものが入っていることを問題視する指摘も、ありました。こうした姿勢は、標準化の理念にそぐわないものに感じられます。そして、こういう問題点を認識しているからこそ、マイクロソフトやIBMからも2006年後半に人が入ってきましたということになるのでしょう。自らの利害の関係する提案の審議の段になって人を送ってくるということは、穿った見方をすれば、その提案が一般的な支持をそれほど得られていないということを示しているようなものではないでしょうか。また、それ以前には人を送っていなかったということは、標準化の理念については代償を払ってまで支持をしたくないことを意味するように感じられます。

ECMAは、お金を払ってくれる人の規格をfast-trackとしてISOへ提出するための組織に成り下がったという指摘も一部にありますが……というコメントも、別の意味で興味深いものでした。ECMAスクリプトというものがあり、Javascriptが標準化されたものだ、と漠然と思っていましたが、その実はどうだったんでしょうか。。

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