私は、無印良品として各店舗で「地産地消」を推進することを提案します。一つの理由は、流通経費を抑え、その結果として商品の値段を少しでも安くすることが、「わけあって、安い」という無印良品のキャッチコピー・理念に適うからです。実際にはスケールメリットがなくなること等により、必ずしも安くなる商品ばかりではないかも知れませんが、それでも安くなる商品も存在するのではないかと考えます。特に、全国・世界で売るほどの生産量や特別な付加価値がなく、けれども一定の品質水準を満たしている商品などには、最適だと考えられます。第二に、グローバル化が言われる今日、その流れに抗うことは、既存のブランドへの「アンチ」を出発点に生まれ発展してきた無印良品には、ふさわしい戦略です。第三に、「地産地消」への顧客の支持が見込まれます。確かに、国内外各地でその土地・地域の得意とする製品を大量生産し、それを各地で販売した方が、よりよい製品が消費者に届くかも知れません。しかし、それによって均質化した商品に飽き足らず、地元ならではの商品を求める消費者が存在します。
せっかく受けたシルマン・ハイテクベンチャー講座で学んだ(はずの)ことが生かされていない…かな。
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