2012-07-21

Thunderbird / SeaMonkey Mail の機能改善

2012年7月17日、Thunderbird 14.0とSeaMonkey 2.11がリリースされました。この二つは、両方とも電子メールを扱えるソフトウェアで、中核的な部分のプログラム「Gecko」は、両者に共通しています。
Thunderbirdは電子メール(関係)の機能に特化したソフトウェアで、SeaMonkeyは、ウェブブラウザとかのその他のインターネット関係機能も一緒になっています。
みたいな感じです。
両方とも、設定さえしておけばバージョンアップまで自動的にしてくれるので、特に気にも留めてませんでしたが、今回は、今まで気になってたバグが直っていました。
何の変哲もない受信メール。
初期設定だと、返信をしようとすると、こんな感じになります。
(HTMLメール機能をオフにするだけの設定をした状態)
でも、主に日本語でメールをやり取りするのに、「~ゥロウト:」てなんだよ、て感じです。それに、元の引用メールを受け取った日時まで書いてあると、何かと便利。
そこで、こんな設定。これは、以前からできた機能です。
「about:config」という設定エディタから、「mailnews.reply_header_authorwrote」「mailnews.reply_header_ondate」「mailnews.reply_header_type」の三箇所をこのように変えるわけです。(太字部分)
ちなみに、ある程度までの設定は、一般的な設定画面からでもいけるみたいです。
さて、以上は「返信」をする時のお話しでしたが、今回のバージョンアップで改善された機能は、「転送」に関するものです。
「返信」と同じように、「転送」に関しても、「mailnews.reply_header_originalmessage」という項目が存在します。
これを、例えば、「-------- 引用元のメッセージ --------」と設定すれば、
ほら、この通り!!
この「mailnews.reply_header_originalmessage」の設定、項目自体は以前からあったのですが、ずっと、意味のない項目でした。「-------- 引用元のメッセージ --------」と設定しても、初期設定のまま変わらなかったのです。初期設定は、こんな感じ。
開発プロジェクトの中でも621264というコード番号でバグとして認識されていたようで、Thunderbird 14.0で解決されたバグとして記載されているほか、SeaMonkey 2.11においても、Thunderbird 14.0での機能改善を共有していることが記載されています。

2012-07-20

あー、がー、ぐー

相手からお客さんへ連絡をしてもらう、ということがありまして、相手がプロだからと思って、
  • これくらいは補足してくれるかな?と思っていたら、補足してくれなかった。。
  • 電話口でしか伝えていなかった点が、見事にそのまま間違っていた。。
  • 以前にも取引があったので今回もそれと同様に、と伝えていたのに、同様にしてくれなかった。。
はい、私が悪かったです。

しかも、特に三点目については、当然そうであるようにも思えるものの、念のため自社内の担当者にも確認しておきたいところ。しかし、気付いた時間が遅過ぎたため、既に担当者は退勤していて、確認できず。。

同じような案件が数件続くはずなので、気を付けます。

2012-07-15

交通手段の比較

鉄道であれ、自動車であれ、バイクであれ、航空機であれ、船舶であれ、世の中のほとんどの交通機関は、その「移動」という目的のために、人力を必要としません。だから、世の中の多くの人が、日々それなりの距離を移動しているにも関わらず、「運動不足」という贅沢病にかかります。
運動エネルギーを人力で生み出している交通手段は、徒歩、走る、自転車、手漕ぎボートくらいでしょうか。
通常、何かのために移動する時は、移動先で何か目的があって移動しますでしょう?その目的に合わせ、それなりの荷物が必要になることが多いでしょうから、運搬できる荷物の量という観点からは、自転車や手漕ぎボートといった交通手段が有力になります。しかし、いくら私自身が水と緑のまちに住んでいるとは言え、水の都とまではいかないので、結局、実用的なのは自転車のみ、ということになってしまいます。
さらに、運動エネルギーの源を化石資源(や原子力)に頼っている交通手段は、程度の差こそあれ、環境への負荷が相当程度あるはずです。それも、変換元のエネルギーと、エネルギー変換のために必要な設備やエネルギー、という両方の観点で。
再生可能エネルギーからの発電が簡素な設備でできるようになったら、この点は解決されるのかも知れませんけども。むしろ、そもそも人力にしたって、地球上の酸素や食料を消費して成り立っている!?
自転車って、実は、健康と環境を両立できる最も効率の良い交通手段だったんですね。
交通手段としての自転車に、幸あれ。

2012-06-24

昼の北千住

本日は、東京メトロ一日乗車券日和。
東京メトロ一日乗車券
普段は夜か早朝にしか通らない北千住駅、今日は所用により、明るいうちに散策しました。

昔からの宿場町なだけあって、良い街。こんな街が、あの人も好きだったなぁ、と哀愁。
帰り道に寄った中華蕎麦 つがいもなかなか良く、ちょっと駅から歩くものの、また行きたい。

2012-04-30

サイエンス・コミュニケーション

最近、

科学技術コミュニケーション活動の推進ということで、政府主導で、科学技術に関する一般の理解を深めようとする取り組みがなされている。これは、大変結構なことで、科学技術に関する知識を適切に捉え、柔軟に活用できるよう、国民の科学技術リテラシーの向上を図ることは、重要である。

第4期科学技術基本計画の中では、具体的な推進方策として、以下のようなものが挙げられている。

  • 科学技術の現状、可能性とその条件、潜在的リスクとコスト等について、正確な情報を迅速かつ十分に、国民に提供していくよう努める。
  • 国民との間で、こうした問題に関する多層的かつ双方向のリスクコミュニケーション活動を促進する。
  • 地域と共同した科学技術関連のイベントの開催、科学技術週間を活用した研究施設の一般公開、サイエンスカフェの実施等を通じて、双方向での対話や意見交換の活動を積極的に展開する。
  • 各地域の博物館や科学館における実験教室や体験活動等の取組を支援する。
  • 科学技術に関わる様々な活動を行う団体等を支援する。
  • 大学や公的研究機関における科学技術コミュニケーション活動に係る組織的な取組を支援する。
  • 一定額以上の国の研究資金を得た研究者に対し、研究活動の内容や成果について国民との対話を行う活動を積極的に行うよう求める。
  • 大学及び公的研究機関が、(中略)個々の活動によって培われたノウハウを蓄積するとともに、これらの活動を担う専門人材の養成と確保を進めることを期待する。
  • 研究者の科学技術コミュニケーション活動参加を促進するとともに、その実績を業績評価に反映していくことを期待する。
  • 学協会が、研究者による研究成果の発表や評価、研究者間あるいは国内外の関係団体との連携の(中略)機能を強化するとともに、その知見や成果を広く社会に普及していくことを期待する。
  • 研究者コミュニティーの多様な意見を集約する機能を持つ組織が、社会と研究者との橋渡しや、情報発信等において積極的な役割を果たすことを期待する。

では、

このような推進方策を実施すれば、本当に、今までよりも国民の科学技術リテラシーの向上を図ることができるのだろうか。

例えば、専門性が高いが、直接個人顧客の物質的利益につながるような活動をしない、という意味で、スポーツや芸術の分野では、状況はどうだろうか。科学技術におけるノーベル賞のように(?)、広く知られた競技会や表彰があり、プレーヤーの評価においては、そのような競技会における成績が、最も大きな比重を占めている。しかし一方で、順位付けだけでは測れない価値というものがあり、そのようなものは主に、専門家の解説を通じて、素人にも伝達される。例えば、パスセンスは巣晴らしい、グラブ捌きが一流、歌唱力が抜群、など。特にスポーツでは、素人目に見ると簡単になされていることでも、実際には難しい、ということもある。

このような、専門家による解説を通じて、より多くの素人が、わかった気になる。これこそすなわち、裾野が広がる、言い換えれば、一般のリテラシが向上している、ということなのではないだろうか。これは、スポーツに関しては、実際に行われていることである。科学技術においても、行われるようになる、もしくは今よりももっと行われるようになることが、国民の科学技術リテラシーの向上のために、重要なのかも知れない。

では、

スポーツで行われているような、専門家による、専門家についての解説を、科学技術についてもより広く行われるようにするには、何が必要か。一つの観点として、その役割を担う専門家とはどのような人々か、ということを考えてみたい。

スポーツにおいては、はじめから解説者としてのキャリアを歩む人もいるだろうが、専門家(プレーヤー)としての活動を終えてから、解説者として本格的な活動を始めることも多いように思われる。むしろ、狭義の専門家(プレーヤー)として活動できるのは限られた期間であり、その期間が過ぎた後のキャリアの一つとして期待され、また実際にニーズとマッチしたからこそ、解説者というある種の職業が実現しているのだろう。特に、元専門家である解説者の中でも、評価の高い人は、単に専門家時代の知識・経験のみに拠るのではなく、専門家(プレーヤー)としてのキャリアを終えた後に、より広い視点で関連する情報を収集・分析しているのではないだろうか。無論一方で、例えばサッカーワールドカップやオリンピックなどの特別な大会など、現役の専門家が、専門的技術を一般向けに解説する役割を果たすこともある。

スポーツにおける解説者の役割と同様な役割を、科学技術分野では、どのような人が、果たしているのか、果たしていないのか、それとも、そもそもそのような概念で語るべきではないのか。福岡伸一さんや、茂木健一郎さんなんかは、科学技術の解説者としての役割を、(部分的に?)果たしているように見える。もっと、そのような解説者が活躍できる場を広げ、科学技術の解説者という役割が市民権を得るようにし、そして(良い意味で)評価していく、ということが、重要なんじゃないだろうか。ひょっとして。

2012-04-29

「自主性」のすすめ

何のために生きているのか。それがわからなくなってどうしようもなくなった時、自主性、自主的にという言葉が、解決の糸口になるかもしれない。

自主的とは

辞書によると、他からの指図や干渉によらずに、なすべきことを自分の意思に基づいて行うさま。このなかで、注目したいのは、なすべきことという部分と、自分の意思に基づいてという部分です。

まず、第一の仮説。何をなすべきか、という問いに対する答え、そしてその優先順位や可否の判断の結論は、複数あることが多いのではないだろうか。例えば、当人の立場から考えるのか、周囲の立場から見るか、またどのような考え方に立つか。なすべきこととは何か、という問題から生まれてくる葛藤もあるでしょう。

もう一つの、自分の意思に基づいてという点も、当たり前のようで、なかなか難しい。極論をすれば、自律神経系に制御される行動以外はすべて、随意なのだから、自分の意思に基づいているんじゃないかとも言えます。

さて。

以上のようなことを踏まえると、自主的という言葉を、もう一歩踏み込んで定義できるんじゃないか、というのが、第二の仮説です。即ち、(○○に対して)自主的であるとは、周囲の(○○の)期待することを、特に、それに従わざるを得ない状況でも、あたかも自らの独立した意思によるかのように行動すること。

例えば、自主練、自主トレ。訓練の量としては必要と思われているものの、何らかの事情によって、強制したり制度化したりするのが難しい場合に使われたりしていないか。自主規制は、必要と思われる規制を、あくまで強制されているわけではない形で実施することなのでは。

では、自主的の何が善いか

一つには、周囲の期待に応えるわけだから、周囲との関係が円滑になる。さらに、自分の意思に基づいて行動していることを自覚することで、個々の行動に前向きに取り組めるようになり、責任感や行動の改善にもつながっていく。周囲から見て良い人に見える、という意味では、自主的であることは、重要なことであるように思えます。

一方で、もちろん、自主的に行動することには、難しい点もあります。まず、周囲が自らにどのようなことを期待しているか、理解しなければいけない。その上で、自分というものを、をある程度抑え、周囲の期待に合わせていかなければいけない。さらに、周囲から半ば強制されているように思われることでも、人のせいにするのではなく、あくまでも自分の意思で行うと考えるように、自らの心をコントロールできなければいけない。言うなれば、賢さ、冷静さ、そして強い心が必要なわけです。

何のために生きているのか

自主的である、ということには、ある程度の難しさがあるとは言え、何のために生きているのかという問いへの答えを探す上でも、有力な手がかりになるんじゃないか。そのように思うわけです。

まず、人は、強制的に、生まれる。そして、生き続けることを、(半ば)強制される。親戚関係も、自らは選べない。生まれる時期や場所にしても、然り。そんな中でも、あたかも自らの意思でそのような条件を選んだかのように考え、前向きに振る舞い、生きること。ある意味では、究極の自主性と言えるかも知れません。

2012-02-05

社内広報が重要である例

「アイデアをカタチに、タワーから夢を」((株)大林組本社建築本部副本部長(プロポーザル担当)川瀬俊二氏)より。

実は、一般の方だけでなく大林組社員も、建設に直接関与している者を除けば東京スカイツリーのことをあまり知りませんでした。そこで、社員にももっと東京スカイツリーのプロジェクトを知ってもらおうと、本社や国内外の支店のエントランスなどに設置する「スカイツリーバナー」や、パンフレットの制作に乗り出しました。

(中略)

こうして社員にも、そして顧客にも、「東京スカイツリーを建設している大林組」ということが認知されるようになってきました。

事業活動の中でブランド力の高い商品の開発に成功したら、それを会社(法人、グループ)自体のブランドに結びつけていくことが重要で、それをすることが、ひいては他の事業活動の競争力を高めることにつながる、ということでしょうか。

いや、これでは社内広報が重要な理由の説明にはなってないですね。大林組にとって、社員から「東京スカイツリーを建設している大林組」ということが認知されるということが、なぜ重要なのか。

その答えを、(企業/法人/グループに対する)「ロイヤリティ」向上に求める、というのはどうでしょうか。