2012年7月17日、Thunderbird 14.0とSeaMonkey 2.11がリリースされました。この二つは、両方とも電子メールを扱えるソフトウェアで、中核的な部分のプログラム「Gecko」は、両者に共通しています。
Thunderbirdは電子メール(関係)の機能に特化したソフトウェアで、SeaMonkeyは、ウェブブラウザとかのその他のインターネット関係機能も一緒になっています。
みたいな感じです。
両方とも、設定さえしておけばバージョンアップまで自動的にしてくれるので、特に気にも留めてませんでしたが、今回は、今まで気になってたバグが直っていました。
何の変哲もない受信メール。
初期設定だと、返信をしようとすると、こんな感じになります。
(HTMLメール機能をオフにするだけの設定をした状態)
でも、主に日本語でメールをやり取りするのに、「~ゥロウト:」てなんだよ、て感じです。それに、元の引用メールを受け取った日時まで書いてあると、何かと便利。
そこで、こんな設定。これは、以前からできた機能です。
「about:config」という設定エディタから、「mailnews.reply_header_authorwrote」「mailnews.reply_header_ondate」「mailnews.reply_header_type」の三箇所をこのように変えるわけです。(太字部分)
ちなみに、ある程度までの設定は、一般的な設定画面からでもいけるみたいです。
さて、以上は「返信」をする時のお話しでしたが、今回のバージョンアップで改善された機能は、「転送」に関するものです。
「返信」と同じように、「転送」に関しても、「mailnews.reply_header_originalmessage」という項目が存在します。
これを、例えば、「-------- 引用元のメッセージ --------」と設定すれば、
ほら、この通り!!
この「mailnews.reply_header_originalmessage」の設定、項目自体は以前からあったのですが、ずっと、意味のない項目でした。「-------- 引用元のメッセージ --------」と設定しても、初期設定のまま変わらなかったのです。初期設定は、こんな感じ。
開発プロジェクトの中でも621264というコード番号でバグとして認識されていたようで、Thunderbird 14.0で解決されたバグとして記載されているほか、SeaMonkey 2.11においても、Thunderbird 14.0での機能改善を共有していることが記載されています。
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