2012-07-15

交通手段の比較

鉄道であれ、自動車であれ、バイクであれ、航空機であれ、船舶であれ、世の中のほとんどの交通機関は、その「移動」という目的のために、人力を必要としません。だから、世の中の多くの人が、日々それなりの距離を移動しているにも関わらず、「運動不足」という贅沢病にかかります。
運動エネルギーを人力で生み出している交通手段は、徒歩、走る、自転車、手漕ぎボートくらいでしょうか。
通常、何かのために移動する時は、移動先で何か目的があって移動しますでしょう?その目的に合わせ、それなりの荷物が必要になることが多いでしょうから、運搬できる荷物の量という観点からは、自転車や手漕ぎボートといった交通手段が有力になります。しかし、いくら私自身が水と緑のまちに住んでいるとは言え、水の都とまではいかないので、結局、実用的なのは自転車のみ、ということになってしまいます。
さらに、運動エネルギーの源を化石資源(や原子力)に頼っている交通手段は、程度の差こそあれ、環境への負荷が相当程度あるはずです。それも、変換元のエネルギーと、エネルギー変換のために必要な設備やエネルギー、という両方の観点で。
再生可能エネルギーからの発電が簡素な設備でできるようになったら、この点は解決されるのかも知れませんけども。むしろ、そもそも人力にしたって、地球上の酸素や食料を消費して成り立っている!?
自転車って、実は、健康と環境を両立できる最も効率の良い交通手段だったんですね。
交通手段としての自転車に、幸あれ。

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