2010-11-23

関西旅行の顛末

一週間前から、関西旅行を画策していたわけですが、その結末や、いかに。

さて、週末は、焼肉から始まりました。職場の人と、中板橋へ。集まったのは、最終的には6名です。18時過ぎに到着したのは、みゅうみゅうというお店だったでしょうか。とてもおいしかったので、ぱくぱくいただいていたのですが、後日きいたところによると、一人当たり五人分くらい食べていた計算になるほどだったそうで。結局、21時過ぎ頃に解散し、一度帰宅しました。

こうして、腹ごしらえを済ませ、いざ出発。今回は、もともと友人と二人で行く予定だったのですが、当日昼になって彼が行けなくなってしまったため、自分一人です。一人で行くというのはやはり何かと不安だし、やめてもよいかとすら思いましたが、迷った挙句、行くことに。どうせ行くなら何かテーマを、試みを、ということで今回は、布団一式(敷布団、掛け布団、毛布。シーツは、面倒なので持って行きませんでしたが。)と自転車を積んでいくことにしました。ステーションワゴンならではですね。

荷物の準備と並行して、現地で何をするかについても、ようやく本格的に考え始めました。関東にしか支部がなかったALSAで、神戸大学にも支部のようなものができているそうだと聞いたため、もし会って話を聞けるなら聞いてみたいと思って打診を始めたのは数日前のこと。それでも既に急な話ではありましたし、しばらく連絡がなかったのでまぁいいかと思っていましたが、やはり今回一人で行くならもう一押ししてみるか、と思って再度連絡してみたところ、連絡の行き違いだったことが判明。こちらからはGmail宛に送ったのですが、先方では見てなかったということで、まぁよくある話・・・ですかね。かなり直前ではあったものの、だめもとで、連絡を進めてもらうようにお願いをしたのが、出発の直前、そして自宅を出発したのが、23時前でした。

経路は、まず、高島平出入口から首都高速へ。自宅近辺から自動車で移動する際に首都高速が便利というのは、職場の人に教えてもらったのですが、前回は、うろ覚えの経路と交通標識のみを頼りに行ったところ、中台出入口から入ることになってしまいました。それを踏まえて今回はカーナビで検索してそれに従って進み、無事高島平出入口へ行けたわけです。しかしそれにしても、三園浄水場前交差点付近までに至る笹目通りの、首都高速の出入口案内は、わかりにくくないですかね?

首都高速では、大橋ジャンクションの手前から、渋滞に突入。単に金曜夜の交通集中のためと思っていましたが、そもそも北から二車線で来ている中央環状新宿線が一車線になるために、上り坂であることととも相まって、渋滞のよく起きる区間だとか。ちなみに、この時は、首都高速3号渋谷線の下りも三軒茶屋付近まで渋滞していました。

用賀からは東名高速大井松田インターチェンジから御殿場インターチェンジにかけて二ルートに分かれますが、前回は右ルートを行ったので、今回は左ルート。あまり差はない感じがしました。その後も順調に流れ、途中仮眠休憩を挟みつつ、豊田ジャンクションから伊勢湾岸道へ。名港トリトンを通過したのが、朝5時頃でした。その後は、四日市ジャンクションから東名阪道亀山ジャンクションから新名神高速草津ジャンクションから名神高速へと、順調に進んでいましたが、思った以上に順調であったために、名神高速からどうやって神戸市内へ行くかをあまり考えずに吹田ジャンクションまで来てしまいました。中国道方面が渋滞していたのに加え、中国道は神戸の北の方へ行ってしまうというイメージがあったため、名神高速を直進し、とりあえず吹田サービスエリアで燃料補給。満タンになるのに48.61リットルの給油で、出発前に満タンまで給油した時との走行距離の差は540キロでした。つまり、燃費は約11km/l。今どきの多くの自動車と比べたらかなり悪いのでしょうが、平成16年3月の自動車燃費一覧を見ると、原動機の型式、総排気量、変速装置の型式及び変速段数、駆動形式並びにその他の内容が同じで車両重量が同水準にある車種について、燃費値が12.0km/l又は13.0km/lになっています。今回自転車や布団一式を積んでいることを考えると、悪くないのでは。

さて、燃料補給をしたのは7時頃でしたが、どこかで風呂に入ろうと、前回関西に来た時に購入したるるぶ日帰り温泉 関西 中国 四国に目を通します。朝から営業しているところということで、HAT なぎさの湯などとも迷いましたが、そちらの方が深夜にも営業しているようだし、無難そうなので人と一緒の時にも行けそうだな、というわけで、湊山温泉に向かうことにしました。古くからある、というのも魅力に感じた点の一つです。ところが、西宮インターチェンジを過ぎて阪神高速神戸線に入ろうとするところから、渋滞。結局、生田川出入口付近までずっと混雑していました。阪神高速神戸線を降りて後、現地付近には順調に到着したのですが、今度は湊山温泉の場所がわからず、右往左往。有馬街道を天王谷の先まで二往復もしてしまいました。最後は、平野交差点を少し西へ進んでから川沿いを北上してみたところ、到着することができました。湊山温泉は、最近リニューアルをしたそうで、浴場内にも外の明かりが入ってくるようになっていますが、基本的には普通の銭湯、という感じです。

湊山温泉の外観

11時20分頃、ポートアイランド南公園の駐車場を出発。大急ぎで奈良へ向かうため、ハーバーハイウェイ阪神高速湾岸線、そして天保山ジャンクションから阪神高速大阪港線阪神高速東大阪線第二阪奈道を経由して行きました。湾岸部分はかなり高速で走行でき、天保山ジャンクション以降もそこまでの混雑はなかったため、12時20分頃には、奈良市内中心部に到着。ところが、そこは天気の良い休日の奈良、空きのある駐車場がなかなか見つかりません。結局、最後の駐車場探しのところで、かなり時間を食ってしまいました。

18時50分頃、究極のラーメン2010関西版を、ブックオフで購入。まりお流らーめんを目指しました。たまたま第一駐車場の一番奥が空いていたためそこへ滑り込み、少し並んで店内へ。濃厚とん塩を注文しました。売り文句に違いなく、かなり濃厚な味で、やみつきになりそうです。後から宇都宮餃子も注文。本場の宇都宮餃子をあまり知らないので本場との比較では何とも言えませんが、こちらもかなりいけるものでした。ちなみに、まりお流らーめんに行く前に、たまたま見かけた店、らーめんまんさいにも寄っていました。こちらは、スープや麺は普通でしたが、チャーシューや餃子は良かったです。

その次に向かったのは、ゆららの湯押熊店。もともとはもう一つか二つラーメン屋へ行こうと思っていたのですが、さすがに満腹になってしまったため、妥協です。車に付けているカーナビが古いため場所がわからず、若干迷いましたが、適当に目星を付けて、何とか到着。21時頃でした。深夜1時まで営業ということでのんびりしようと思っていたのですが、外は寒いわ、湯温は結構熱いわ、というわけで、あまり長居はできませんでした。湯温が熱い、と言っても40度くらいでしたが、ようは、快適に寝たりするには、できるだけ体温に近い方が快適なわけですね。風呂を出た後は、コーヒー牛乳と100円になっていたミニソフトクリーム。出発したのは、23時頃だったでしょうか。

途中で仮眠を取りつつ、次に向かったのは京都。駐車場所の検討や、PCのメールでも確認しておきたいことがあったため、漫画喫茶へ入りました。3時間パックにするかどうか微妙なところで、長居はしないようにしようと思ってパックの申し込みはしませんでしたが、結果的には2時間20分滞在して、パックの方が安い滞在時間になってしまいました。そういう場合でも、自動的にパック料金を適用してもらえたのは、好印象だったところです。

駐車場として選んだのは、三井のリパーク十条大宮北。24時間まで700円ということです。39台もあるというので大丈夫だろうと思っていたら、着いてみたら割と埋まっていたのは、意外だったところです。そして、ここで初めて、今回持ってきた自転車が効果を発揮します。自転車に乗り、島津創業資料館を目指します。ここでも、高瀬川の近くだということまでは覚えていたのですが、詳細な地図を持ち合わせていなかったため、だいぶ迷ってしまいました。結局、コンビニで場所を確認し、何とかたどり着く頃には、既に10時ごろになっていました。なんと運のよいことに、この日は島津創業資料館が入場無料。多くの来館者が訪れていました。後で伺ったところでは、関西文化の日に合わせて、ということだったんですね。ここでは、自動車の変速機の構造やディファレンシャルギアの仕組みを初めて見たほか、島津姓の由来なども、知りました。説明をされていた島津製作所OBの方にもお話を伺うことができたのですが、同社では、今までも、そしてこれからも、学部卒(で定年制)の研究者を中心として研究開発を続けていくようですね。大学院まで進む学生が増えていると言われる中で、興味深いことです。また、ノーベル賞に至った研究についても、企業として、原理の解明よりも、実験によって発見できた結果の実用化を優先した、という説明がありました。つい金曜日の焼肉の時には自分の会社について全く逆の指摘を聞いたばかりだったので、その違いが余計に印象的に感じられます。

午後は、京都大学11月祭を訪問。午前中長居してしまったこともあって、ここも一人でした。パンフレットが有料(250円)だったため、買うこともないと思い、ふらふらしていましたが、たまたまビラで見かけた公開討論「いま、大学で〈学問〉する意味」を見に行くことに。社会学の概念と思われる抽象的な用語もしばしば聞かれ、わからないところもありましたが、興味深い発言もありました。例えば、関西で学生(若手研究者)間ネットワークがなかなか築かれないという指摘がありました。それに関連して、大学側がそれを妨げるような施策を取っているという指摘もあり、なるほどと思います。ただ、主催団体の京都アカデメイアは将来的には関西全体でのネットワーク活動を見据えているようですが、発足の段階で京都を名乗っていることが、皮肉にも逆に象徴的なのではないかと思います。関東圏で東京を名乗るのとはわけが違って、関西圏で、京都を名乗る団体に、大阪や神戸や奈良の団体(人)が、加わりたいと思うのかどうか。また逆に、はじめから例えば関西を名乗らない、ということが、関西地域としての意識があまりないことをあらわしているようにも思えます。実際には、どうなんでしょうか。また、学生が研究会を行うことの意味に関しても、議論がありました。企業家精神のようなものが足りない、という意見がある一方で、金もうけを考えずに行うのが学生の特徴ではないか、という意見もありました。完全に同列には扱うことはできませんが、ALSAのあり方に関する議論とも相通づるところがあるような気がします。

17時30分からは、イスタンブール・サライという店で、ALSA卒業生の旧知の先輩・同期・後輩四名、神戸大からALSAに参加しているという四名と九名で会食。金曜夜からの連絡だったにも関わらず、都合を合わせてくれたわけです。しかし、17時待ち合わせだったにも関わらず、卒業生組は、大原というところに紅葉狩りか何かに行って、帰りに渋滞に巻き込まれたそうで、大幅に到着遅延。一時間ほど前に連絡をもらって、どうしようかと少し逡巡しましたが、そもそも今回会って話を聞きたいと思っているのは自分自身であることも考え、とりあえず五名のみで始めていることにしました。話を聞いていると、たまたまかも知れませんが、今回の四名には、神戸の地元出身の人はいないようです。それは、例えば神戸大の学生が神戸の代表者として振舞う上では、例えば留学生が日本を代表して話すようなもので、若干不都合というか違和感のようなものがあるかも知れませんが、現象としては、とても興味深いことです。実際、自分日本のALSAで知っている人についても、地方出身の人、一人暮らしをしている人の方が、より活発に、色々な意味で目立つ活動をしていた傾向があったような気もします。いずれにしても、今回のように、新しいことに挑戦しようとしている人の話を聞くのは、興味深いものです。その意味でも、既存の活動の焼き直しではなく、新しいことを新しいこととしてやってもらえたらよいなぁと思っています。その意味で、一週間後にOBが神戸大学を訪れてAAをすることになったのは、どういう意味を持つのか、何とも言えませんが、しかし、そのような機会をどのように使うかは、本人次第ですよね。

さて、当然自分は他の参加者よりも早く出ることになったわけですが、店を出たのが20時過ぎ、車を出したのが20時30分頃でした。ちなみに、その日の移動に貢献した自転車は、以前二人乗りをした関係で後輪のスポークが一部折れていて、がたついていたのですが、今回は、さらに危険そうな状態で、もはや一漕ぎするごとに車体が左右どちらにどの程度振れるのかわからないような状態です。車内に積んで長距離を移動したことが、自転車にも悪影響を与えたのでしょうか。それはそうと、駐車場を出ると、国道一号線で、何と大渋滞。交通集中のためとは思いますし、できるだけ南側の駐車場に止めたのがよかったとも言えますが、それにしても予想外でした。京都南インターチェンジから名神高速に入り、最初は順調に流れていましたが、案内表示の通り、京都東インターチェンジに近づく辺りから、急に渋滞になります。きっちりと、瀬田東ジャンクション辺りまで、続いていました。そして、その先も、新名神高速で事故渋滞があるという情報。案内板を見ると、10分ほど名神高速回りの方が早いと言うので、今まで通ったことがないこともあり、そちらから行こうと、判断しました。実際、順調に流れています。関が原も大きな上り・下りでしたが、彦根の辺りにも、急な上り坂があって、驚きました。順調に流れていて安心しており、少々眠気を催したため、養老サービスエリアで仮眠を取ることに。小一時間ほど経ち、再度出発をしましたが、そうしたら、何と、大渋滞が発生しているではありませんか。交通情報を聞くと、どうやら、次の大垣インターチェンジの辺りで事故があったとのこと。渋滞回避のため一般道に出るにしても、次の出口は大垣インターチェンジであり、かなり距離があります。この区間は、岐阜羽島インターチェンジの辺りまで、10キロ以上、渋滞にはまりました。その後は、名古屋市内にかかるので、交通量が増えるかと思いきや、名古屋市内は順調に過ぎ、休憩前には15キロなどど言っていた岡崎インターチェンジ付近の渋滞も、そこへたどり着く頃には、ほぼ解消されていました。なお、上郷サービスエリアでは、最後の燃料補給。ここでは、前回からの走行距離は425キロ、給油量は42.60リットルでした。燃費値にすると、10km/lを切っていますね。普段は省エネ走行を心がけているのに対して今回は急いだ時間も多かったためか、仮眠中にアイドリングをしていたのがよくなかったのか、どうなんでしょうか。時間は、1時30分頃でした。その後は、印象的だったのは、富士川に向かって下るところの夜景がきれいだったこと。特に問題もなく順調に進んでいましたが、東京に近づいてきてから再度眠気を催したため、自宅まで走り切ってしまってもよいかとは思いましたが、万全を期して、港北パーキングエリアで仮眠。最終的に自宅に着いたのは、6時頃でした。

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