そうです、ALSAにおいてなぜGAこと総会は一番偉い、つまり最高意思決定機関なんでしょうか。
全加盟国から人が集まっているから?GCこと運営審議会にも、全加盟国から人が集まります。そして、総会も運営審議会も、定足数は加盟国の過半数になっています。では、総会のみ定足数を全加盟国とすれば、解決するか?少なくとも2005年度は全加盟国がそろってはいなかった上、今後加盟国が増えるかもしれないことを考えれば、そのような規定は、絵空事とは言えないまでも、難しいことです。そもそも、実は今の問いに対する答えになっていません。
例えば、2007年1月の運営審議会には、結果的に全加盟国が参加していました。では、それを総会と呼ぶことができたか?規約を参照するならば、所定の手続を踏んでいれば、特別総会としてなら総会を名乗ることができた、ということになります。
ここまで考えてくると、ことの本質は、総会と運営審議会の違いは何か?ということになってきそうです。現状では、どうでしょうか。基本的に全加盟国で構成されるという点は共通、定足数が加盟国の過半数であるという点も共通、投票により議決をする際に一国一票であるという点も共通です。その決定の効力に優劣がつけられている点を除けば、規約の上では、総会と運営審議会の間に大きな差異は見出せません。
では、現実的には何がその二つの差異となっているか。端的に言えば、出席する人数であるように思えます。慣例として、総会にはAFの全参加者が出席するのに対し、運営審議会の出席者は一国三名程度までです。では、この出席者数の差によって総会の偉さの根拠とすることができるでしょうか。
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