2010-12-12

そば集落と旧制高校記念館

さて、松本へ行ってきました。

出発は、朝の3時50分頃。東名高速経由で、5時過ぎに、足柄サービスエリア。道路状況は至って順調で、予定より早く着くことができそうだったため、まずは崖の湯温泉(薬師平茜宿)へ。日帰り入浴OKで、利用時間6時からと書いてあったんですよね。着いたのは7時頃でしたか。ところが、着いてみると、フロントの明かりもついていないし、どう見ても営業しているとは思えない感じ。そのまま帰るのは悔やまれるので、少し待って宿の人に聞いてみました。やはり、日帰り入浴の営業はまだ始まっていなくて、その日はわりと宿泊客も多いので無理、ということでした。日帰り入浴の営業は10時半から?よく覚えていませんが、いずれにしても残念なことでした。

気を取り直し、松本市内へ向かいつつコンビニを探して関東甲信越湯まっぷを購入。美ヶ原温泉のふれあい山辺館白糸の湯を目指しました。古いカーナビで、住所検索に細かい番地は登録されていないため、とりあえず松本市里山辺に向かったものの、県道297号線から県道67号線へ右折してから道がわからなくなり、しばし彷徨。結局、ヤマト運輸松本山辺センターの角を入っていくことで事無きを得ました。

白糸の湯は、今どきの清潔な感じの温泉と思いましたが、古い感じがした点は、タオル・石鹸がなかった点と、男性の脱衣場の清掃(?)も女性従業員がやっていたことでしょうか。いずれも、良心的な利用料であることを考えれば仕方ないかもしれないですけどね。露天風呂では、地元の方が話しかけてくれたことが、うれしいことでした。言葉も通じていました。話をしていて、薦められたのが、竜島温泉せせらぎの湯山形村唐沢そば集落、そして大王わさび農場。みやげ物としては、やはり野沢菜でしょう、ということでした。特に食事に関しては、もとは地元のラーメンを、程度に考えていましたが、これで大きくそばへ傾きました。

さて、そうこうして松本城開智駐車場へ着いたのは9時過ぎ。8時30分の観覧開始時間に間に合わなかったので心配していましたが、まだあまり混んでいませんでした。

併設された松本市立博物館にも、結局一時間以上滞在。その後、12時近くになって松本城を後にする頃には、公園内の人出も休日らしくなっていました。そして、いよいよ唐沢そば集落へ出発。波田駅付近の国道158号野麦街道から県道25号日本アルプスサラダ街道へ曲がる交差点の名称が案内図と違っているようでしたが、それはともかく。

今回も正確な場所がわからないまま日本アルプスサラダ街道を走っていると、いきなり右手に門がありました。目指していたからさわ屋というお店に到着したのは12時半前。素朴な作り、つまり普通の民家です。その日初めてのお客さんとなったようで、準備をしてくれました。山菜そばにしようかとも思ったのですが、山菜は季節でないとのこと。良心的です。さて、結局とろろそばにしましたが、そのおいしいの何の。またこの近くに来たらまた来たくなる店です。

柳の下のどじょう、というわけでもありませんが、もう一軒はしごしようということで、店の人にお薦めがあるか聞いてみました。それぞれ個性があるからねぇ、ということでしたが、水舎はどうか、ということだったので、行ってみることに。一番奥にあるということだったのですが、左に曲がるべきところを曲がり損ねてしまい、思わぬ畑の中に足を踏み入れることに。やはり、ちょっと登ると雪が積もっている季節ですね。

結局、一度引き返して水舎には辿り着いたものの、お客さんが並んでいる状態だったので、やめることに。やはり営業時間も一番長いみたいだし、敷居の低い店ですね。代わりに、松本市内へ引き返し、らあめん寸八を目指します。しかしこちらも、なかなか見つからず。ウェブ上で示されていた場所にある店は、別の店のようでしたが、店が移ったのでしょうか。

次の目的地は、旧制高等学校記念館あがたの森公園の中にあるということだったので、とりあえず公園の外縁に着いてから、駐車場へ。ところがその駐車場が、何と言うか、カオス。駐車場内の案内をする人がいないものだから、満車で止められない車が何台か駐車場内をうろうろしているような状況でした。無料だから仕方がないとは言え、危ないですね。それはそうと、旧制高等学校記念館

改めて見ると、パンフレットやウェブサイトに掲載されている写真そのままですね。この旧制高等学校記念館、旧制高校というのが、戦前の教育の中で果たした役割は大きいのではないか、それが戦後にどのようにつながっているか(つながっていないか)、今後の教育を考える時にどのような点が参考になるか、などということを漠然と思いながら訪れたわけですが、果たして展示内容はどうであったか。基本的には、往時を懐かしむ展示です。確かに、記念館であって博物館ではないこと、来館者として主に想定される客層などを考えると当然のこととも言えますが、それでも、日本に(多分)唯一の施設にしては、残念ですね。旧制高校という制度(と実情)についての、学術的な検証があってもよいのではないかと思いました。

さて、旧制高等学校記念館でもそれなりにのんびりした結果、次に向けての出発は15時半前に。そろそろ夕方の交通集中が始まる時間ですよね。とりあえず諏訪湖へ向かうことにしたのですが、国道19号があまりにも混むので、左にそれ、しばらく走って長野道側道へ。さすがにこんな道は混まないですが、すれ違うのにやや苦労する道幅ですね。さて、塩尻インターチェンジ付近から国道20号へ入り、16時半頃、諏訪湖の西端付近へ到着しました。

そのまま帰ってもよかったのですが、せっかくなのでラーメン屋でも行こうじゃないか、というわけで購入したのが、ラーメンウォーカー長野2011。諏訪インターチェンジへ向かう途中に寄れそうな場所、ということでハルピンラーメンを目的地に定めました。特に問題なく辿り着けたのですが、この店は、思ったより普通でした。普通というのは、つまり、無難というか、あまり味が濃くないですね。餃子はおいしかった気がしますが。

さて、最後は中央道双葉サービスエリアで確認した時は都内に入るまでと都内に入ってからでそれぞれ渋滞があるようで心配でしたが、談合坂サービスエリアで確認する頃にはだいぶ短くなっていて、実際にその場所へ差し掛かる頃には解消していて、無事に帰ってきましたとさ。

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