2008-06-07

説明の仕方が違う

JRには運賃計算の特例というものがあります。今まで、そういう調べものをする時は、JTB時刻表を一次情報として信頼し、使用してきました。しかし今回この運賃計算の特例を調べようと思った時には、JTB時刻表が手元になかったため、ウェブ上を検索してみました。そして、行き着いたのが「JRおでかけネット - きっぷについて」。ここも、JR西日本が運営しているサイトなので、情報の正確性については間違いないでしょう。きっと、規則などに関して書いてあることはJTB時刻表と全く同じであるに違いない。そう思って、再びJTB時刻表を見てみました。すると、実は違っていたんですねぇ、記述が。

特定の都区市内駅を発着する場合の特例

東京、大阪など11都市内の駅とその都市内の中心駅(図の中で◎の駅)から営業キロが201キロ以上ある駅との区間の運賃は、その都市内の外を経てから再びその都市内を通過する場合(または都市内を通過し、外を経てから再びその都市内に戻る場合)を除いて、中心駅から(または中心駅まで)の営業キロ、運賃計算キロで計算します。

東京都区内・特定市内発着の乗車券

東京駅からの営業キロが201キロ以上の駅と、東京23区内の各駅との運賃は、東京駅からの営業キロまたは運賃計算キロによって計算します。(中略)札幌・仙台・横浜・名古屋・京都・大阪・神戸・広島・北九州・福岡市内の各駅(966ページ参照)と、その市の中心駅(◎印)からの営業キロが201キロ以上の駅との運賃は、東京23区内の駅の場合と同じ計算方法をとります。

どこが違うか、わかりますか。JTB時刻表版には、除外規定が無いんですね。それでしかも、今回自分が調べようとしている経路は、まさにその除外規定に該当するのです。そういう観点から見ると、JTB時刻表が手抜きなようですが、一方で、その除外規定を知る必要のない人にとっては、そのような情報は無い方がわかりやすいでしょう。そして、恐らく殆どの人にとってはこの除外規定は関係ないでしょう。とすると、JTB時刻表の編集方針も、それはそれで理解できます。ようは、編集方針の違い、ということですかね。

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