2008年1月に開催されるALSA Conferenceでは、ALSA全体の意思決定をする会議として、代表会・学術会といった会議が開かれるでしょう。しかし、このメッセージによると、日本は学術会には参加者を送らないみたいです。
これは、由々しき事態に思えます。ALSAがアジアの国際的結合の先導役となり、よりよきアジア・世界の将来へ貢献していこうと思うならば、ALSAとしてその国際的結合を実践していく必要があるし、結合によって生まれる価値はとても高いはず。そのためには、各国の会員が積極的に国際レベルの運営に関わっていくべきです。特に、日本ほど法学教育に関してゼネラリスト養成の傾向が強い国はALSAでは他にありません。運営に関しても、そうした背景を持つ日本の学生だからこそ果たすことのできる役割があるはずです。
確かに、定期試験と重なるなか参加する会員は少数で、その上模擬裁判など自分の目的がはっきりしているだろうから、それを覆してまで学術会に参加する・させるのは、抵抗もあるでしょう。しかし、ALSAが理念・夢を土台とした組織であるなら、その理念・夢を理解し、そのために貢献しようとする人材が不可欠です。そのような人材は是非日本から、特に国際企画に積極的に参加する意欲を持ち合わせた日本の会員から出てきて欲しいものです。
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